気分の波がやってくる|双極性障害との付き合い方とは

笑顔

環境の変化で症状が変わる

医者と看護師

難しいと思われやすい疾患

人によっては感情の起伏が激しく、笑ったり泣いたりを繰り返す方もいるでしょう。これは別段悪いことではなく、感受性が高いことの現れでもあるのでむしろ良いことであるとさえ言えます。しかし、それはあくまで一般的な範疇の場合です。なにもないのに落ち込んでいたり、かと思えば急に元気になるような、異常なアップダウンを繰り返す場合には別の可能性を考えましょう。感情の起伏が異常なまでに激しい場合、考えられる精神疾患が双極性障害と呼ばれるものです。双極性障害は、感情が異常なまでに高ぶった躁状態と、逆にかなりマイナスな方向へと振り切れた鬱状態を交互に繰り返します。ただし、知識のない方の中には、一般的な感情の起伏が激しい方との見分けがつかない、という場合も多いでしょう。双極性障害の場合、感情が上下どちらの方向に向いていても、一般的なものより過剰な振り切れ方をしています。例えば躁状態の場合、ただ明るく元気なわけではありません。元気がありあまりすぎて発散できずイライラし始めたり、また新しい事柄に目移りしやすいせいで支離滅裂な言動をとったります。そのため、突然過剰にエネルギッシュになったり、話がまとまらないといった場合には躁状態を疑うとよいでしょう。そしてもう一方の鬱状態ですが、こちらは比較的症状を察知しやすい状態です。行動する意欲が失われていたり、過度な被害妄想やネガティブ発言を多用していた場合鬱状態であることが多いです。同じ人物が短期間で上記の2つの状態になっていたなら、双極性障害である可能性は非常に高いです。悪化するとどんな行動をとってしまうか予測できない状態でもあるので、心療内科や精神科など心のケアを行う医師に相談してみるとよいでしょう。

優しさを持つ病気

双極性障害であると診断された場合、速やかに治療に移ることが一般的です。ただし、治療はすぐに完了するものではなく、他の心の病と同じように長期間をかけることが把握しておきましょう。心の病が急激に治ることは殆どありません。急に快方に向かった場合、ダイエットのリバウンドのようなぶり返しがある可能性も高いのです。そのため、医師とカウンセリングを行いながら時間をかけて治療を行っていきましょう。双極性障害を始め、心の病の治療には自覚が重要だと言われています。そのため、医師やカウンセラーと話をしながら自分の心の動きなどを客観的に把握することが主な治療方法となっています。少し離れた視点から自分自身を見つめなおすことで、快方に向かうことが出来るでしょう。それに加えて、一番近しい存在である家族の理解も重要となります。心の病は家族などの接し方が原因で発症したり、悪化してしまうことも少なくありません。そのため、家族も一丸となって治療に取り組む必要があります。双極性障害の治療を行う医療機関の多くでは家族向けのセミナーを紹介してくれるので、そちらに参加して患者に対しての向き合い方を理解してあげるとよいでしょう。

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